〜寅さんが産湯をつかった御神水があるので有名〜
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柴又帝釈天の正式名称は「経栄山題経寺」といい、厄除け、延寿、商売繁盛等に霊験あらたかとのことである。
日蓮宗のお寺として寛永6年に日忠上人が創立したとされている。
二天門(明治29年造営)をくぐれば本堂、日蓮聖人が自ら彫ったと伝えられる、板木の帝釈天像を安置している。
この板本尊が長期間行方不明となっていたが、本堂再建の際発見されたと言われ、 その日が「庚申の日」だったことから、60日ごとの庚申の日を縁日に決めている。
境内の左手前隅に、おのれの罪、けがれを洗い流してくれるという浄行菩薩像がある。
その脇の松の根元から霊泉がわき江戸時代にはこれを御神水(寅さんが産湯をつかったとされている)と称して、 飲むと病気が治るといわれた。
帝釈堂内陣外側には、ガラス張りの彫刻ギャラリーがあり、大正から昭和初期の彫刻師による 「十二支」「日蓮上人一代記」「法華経説話彫刻」などを観ることができる。
また一周することができる回廊式庭園「邃渓園(すいけいえん)」がある。庭園を望む大客殿には、 日本一を誇る大南天の床柱があり、樹齢は1500年と伝えられている。
●彫刻ギャラリー・邃渓園共通拝観料 400円 (9:00〜16:00)
●帝釈天駐車場…普通車1時間400円、30分毎200円。
大型車(バス)1日2000円。
(9:00〜16:00迄に入庫)
※この駐車場は狭いので入庫待ちの列がすぐにできる。時間制で慌ただしいのでちょっと離れるけど、
河川敷の一日500円の「柴又公園駐車場」がオススメ。(詳細は柴又公園のページ参照)
帝釈天参道は、柴又駅からすぐの帝釈橋からスタートする。
右手に「男はつらいよ石碑」(フーテンの寅像のページ参照)を観て右に道なりに折れて柴又街道に出る。
参道からは左に外れるが、うまいそばを追求、研究する花粉会の一店そば処 小松庵を紹介する。
そば粉は石臼で挽き、そばは手打ちにこだわる逸品、特に限定メニューの「もぐらそば」がオススメ。
場所が説明しにくいので小松庵さんのホームページこちらで 確認、お問い合わせください。
参道にもどって柴又街道を渡ると左が亀戸天神に本店があるくず餅の船橋屋。右はおもちゃのだるまや。
そして二軒目(左は販売と御休処、右は販売所)が 映画「男はつらいよ」で寅さんの実家くるまやのモデルとなった高木屋老舗(写真二段目)である。
映画撮影時にはスタッフの 控え室としても使われた。大きめ(?)のヨモギ入り草団子がもちろん人気(他にも焼き団子、磯おとめ、ところてん等もある) で、お土産用の折り詰めの包装紙が映画で観たのと同じというのが大感激である。
お土産、食事を高木屋老舗で… と決めている人は、こちらから消費税分(5%)サービス券を プリントして持参しよう。(^^)d
右三軒目は天ぷらの大和家。こだわりの天丼は絶品。お昼時は行列ができる。
左三軒目は漬物のい志い。梅かつをがオススメだが、現在はくず餅も人気。
そして右側に映画「男はつらいよ」で1〜4作まで実際に撮影に使用されていたとらや(写真三段目)がある。
今は昇れないが店の奥には実際にロケで使われていた階段がそのまま残っている。
昼間は営業中だったので撮影は夜おこなわれた。5作目以降は大船撮影所を使用している。
こちらもヨモギ入り草団子が有名である。
左向かい側には豆のいろさと。店頭のざるに山盛りになって揚げ豆が売っている。またここの小倉アイスも人気がある。
そして川魚料理の川千家。ここは映画「男はつらいよ」23作翔んでる寅次郎でひとみと邦男が結婚披露宴をおこなったところ。
また帝釈天裏手に同様の川魚料理川甚がある。
ここは寛政年間1790年代創業と古く、夏目漱石をはじめ多くの文人が訪れている。
映画「男はつらいよ」第1作では、さくらと博の結婚式場としても登場している。
山門近くまで来ると右側に草団子の老舗亀屋が見えてくる。
その奥には芋づくしのもんでんがある。
左には柴又みやげで有名な「はじき猿」を売っている園田がある。
竹の弓を弾くと赤い布製のくくり猿が竹棒を駆け登り、撞木に当たって落ちてくるというものである。
猿は馬を病から守るといった信仰から厄災を身から弾きとばす縁起物として親しまれている。
右に公衆トイレを見つけると、正面はもう帝釈天の入り口である。
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